はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

背筋

 最近、背筋の衰えを感じることが増えました。座っているだけでも背骨の周りの筋肉が痛いような気がするのです。

 これは恐らく通勤回数が減ったり、教室に立っている時間が減ったことと関係があるのでしょう。特に運動をしていない私にとっては日常生活こそが体力維持の手段だったのです。

 これから体調を戻していくために何をするのかを考えていかなくてはなりません。とりあえずは時間をもとの調子に戻すことから始めてみます。

ネット句会

 リモート授業の一つとして俳句会をネット上でやってみました。その上で俳句とはどのような文学なのかを考える機会を得ました。

 生徒の作品をフォームで投句させ、それを匿名にして再びフォームにして選句させる。基本的にはこの方法で句会のようなものはできます。回収や集計はこのシステムの得意とするところですから、短時間で大人数の句会も実施できます。

 この意味でインターネット句会は効率的な方法ですが、少々困ったこともあります。それは参加者が同じものを見ていないということです。句会の中には先立って吟行と呼ばれる句作の機会を設けることがあります。句会の参加者は同じ対象物を共有し、その中に季題を見つけ表現していきます。インターネット句会はその作業が抜けており、共有共感の段階が脱落しているともいえます。

 俳句という文学は連歌俳諧連歌連句を祖としており、作者たちが同席して創作までの雰囲気を作り、その中から作品が醸成されるという性格を持っています。ただ作品を作ればいいというのではないのです。この印象を作者たちが心にとどめているうちは何とか俳句の世界の中にとどまることができます。しかし、ただ作った作品を品評しあうだけの機会と句会を考えるならば、その本質は大きく変わってしまうことでしょう。

 ネット句会の可能性を考えているうちに、俳句のあるいは文芸の核心にあたるものを思いいたるようになったというわけです。

プラスチックバッグ

 7月からレジ袋が原則的に有料化するそうです。袋を持って買い物にが基本的なスタイルになるのでしょう。

 子どものころ、家庭の主婦は買い物かごを持って食料品の調達をしていた記憶があります。店で出されるのは紙袋が大半でビニールは生物に限られていた気がします。

 習慣ができてしまえばレジ袋の減少は意外と達成しやすいのかもしれません。袋を持って買い物に、それがこれからの街の光景になります。

テスト

 フォームをつかってテストを作っています。いいところは回収と採点、返却が瞬く間にできることです。またルーブリックによる採点という技も簡単にできるので助かります。

 しかし、やはり細かいところで筆記試験でないとできないことは多い。生徒の立場からしても文字を書くのとキーボードで入力するのではいろいろな思考の過程がちがっていると思います。そして物事を考える基本はまず機械の援助なしでやるべきだと考えるのです。

 今回の時代に至ってデジタルでできることとできないことの区別がはっきりとしてきました。置き換えられることは一気に取り入れられそうです。また今回知った限界をどう克服するのかもこれからの課題になります。

印象

 マスクをしていると人の印象はかなり偏ったものになります。顔という情報量の多い場所の大半が見えないのですから、認識のパターンも減ります。

 顔認証システムがマスクをつけていても精度を落とさないように改良されたというニュースがありました。真偽のほどは分かりませんがコンピュータなら顔半分でもなんとか識別できるようです。しかし、肉眼ではとても難しい。そもそも、私たちは人の顔をかなり大雑把に見ています。

 マスクをして目元のメイクだけで他人になるという芸がひところ流行りました。それが成り立つのは私たちの顔認証の甘さゆえなのかもしれません。

曇天

 今日は曇天です。時折小雨がぱらつきますが傘を出すほどでもない。そんな空を見上げるとそういえば天気の話をする機会がめっきり減ったと気づくのです。天気の話はコミュニケーションの潤滑油のようなもの。それがなくなったことは残念な状況にある証です。晴れた降ったで大騒ぎする日が戻ってきてほしいものです。

マイクとイヤホン

 テレワークの普及と関連してパソコンに繋いで使うマイクやイヤホンの需要が伸びています。そのせいで多くの家電量販店で品切れの状態になっています!

 ヘッドセットをつけて仕事をする人は限られていましたし、一部のゲーマーを除けばほとんど縁のない道具だったものが、在宅勤務のシンボルとして使用されるようになりました。果たしてどれほどの人が活用しているのかは不明です。とにかく持っておこうという流れになっている可能性があります。

 私も授業資料の録音に使ってみたいと考えたことがあります。ただ、部屋さえあればパソコンの内蔵マイクで十分に音は拾えます。会話中心の仕事でなければ、マイクなしでも十分にできることが分かりました。

 それでも一つは持っておきたいなどと考えてしまうのです。