はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

文化・芸術

ネット句会

リモート授業の一つとして俳句会をネット上でやってみました。その上で俳句とはどのような文学なのかを考える機会を得ました。 生徒の作品をフォームで投句させ、それを匿名にして再びフォームにして選句させる。基本的にはこの方法で句会のようなものはでき…

スヌーピーミュージアム

南町田グランベリーパークに開館したスヌーピーミュージアムに行ってきました。この建物の評価はアミューズメント施設として考えるのか美術館として考えるのかで大きく変わると感じました。 シュルツが残したかわいらしいキャラクターたちはその姿だけでアピ…

静物画で表現する何か

横浜美術館で開催中の「ルノワールとパリを恋した12人の画家たち」を観てきました。ルノワールの温かく穏やかなタッチの少女像はいつも何か心を穏やかにする力を感じます。今回、惹かれたのはセザンヌの静物の絵でした。テーブルの上に雑然と並べられたリン…

芸術の力

ウクライナ国立歌劇場管弦楽団のコンサートに行ってきました。演目はチャイコフスキー「白鳥の湖」とベートーヴェン「交響曲第9番」でした。第九はなぜか年末の風物詩になっていますが本来は季節とは無関係の曲のようです。ただ、いかにも年末を飾るにはふさ…

世紀末ウィーンのパワー

乃木坂の国立新美術館で開催中の世紀末ウィーンをテーマにした展示を見てきました。クリムトの大作は印象的ですが、この展示の面白さは時代の気風を美術品で表現しているところにあります。 ウィーン会議後のヨーロッパが抱えていた旧体制からの脱皮とそれに…

トルコ至宝展

先日、国立新美術館で開催中のトルコ至宝展を観てきました。オスマン帝国時代のトルコの宝飾品を中心とした展示であり、見どころがありました。 トルコ文化にとって花柄、とりわけチューリップをモチーフにした図柄は大切であったらしく、かなり多くの展示品…

再興第103回院展横浜展

横浜そごうにあるそごう美術館で開催中の「再興第103回院展横浜展」を観てきました。86の作品は多種多様であり、一概にまとめることはできません。ただ巡覧することから受ける印象は、日本画と洋画の画法の融合は独特の表現法を生み出し、さらにまだ発展しつ…

ロマンティック ロシア

Bunnkamura ザ・ミュージアムで開催中の「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック ロシア」の展覧会を観てきました。なかなかの人気で人の列が絶えず人の波をかき分けての観覧でしたが、さまざまな名画を楽しむことができました。 今回の展示では19世紀…

「童謡とわらべ唄」

町田市民文学館ことばらんどで開催中の「童謡誕生100年 童謡とわらべ唄 -北原白秋から藪田義雄へー」を観てきました。白秋は童謡の作家として有名ですが、町田市民文学館がこの展示を企画したのはその高弟である藪田義雄の事績の紹介にあるといえます。 白…

パリジェンヌ展

先日、世田谷区の砧公園にある世田谷美術館の「パリジェンヌ展」を観てきました。女性の生き方や描かれ方について考えさせる内容でした。 パリジェンヌには洗練された先進的な女性像があります。しかし、この展示を見る限り、憧憬のみならず侮蔑の対象にもな…

インドに咲く染と織の華

渋谷区立松濤美術館で開催中の「インドに咲く染と織の華」と題する展示を観てきました。インドに伝わる染色や刺繍、キルトなどを展示したものです。大きな一枚布に染め上げた動植物の鮮やかな模様が印象的でした。 今回の展示は写真撮影およびネット公開が許…

紙の上のいきものたち

町田市立国際版画美術館で開催中の「紙の上のいきものたち!!」を観てきました。動植物が刷り込まれた版画作品を集めたものです。展示は4つのテーマからできていました。まずは細密画の中に描かれた動物です。写真のない時代には版画がその役割を果たしてい…

オルセーのナビ派展

有楽町駅近くの三菱一号館美術館で開催中の「オルセーのナビ派展」を観てきました。長い間、東京で暮らしながらこの美術館の存在を知らず今回が初めての訪問でした。都会の真ん中の美術館ですが、もともとオフィスビルとしてつくられた洋館の外見を再建した…

あどけない天使

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中の「大エルミタージュ美術館展」を観てきました。「オールドマスター西洋絵画の巨匠たち」というサブタイトルを掲げた展示でした。オールドマスターというのは16世紀から18世紀の評価の定まった気巨匠と呼…

都市を抽象化すると

町田市立国際版画美術館で開催中の「シリーズ現代の作家 追悼・木村利三郎」という企画を観てきました。展示室は一室の小企画ですが、私としては見ごたえがありました。 スクリーンプリントという手法を用いた作品の多くは都市を抽象化したもので、写実から…

魂の演奏

昨日、水戸室内管弦楽団の公演をミューザ川崎シンフォニーホールに聴きに行きました。地方都市の名を冠する小規模オーケストラの本拠地以外での公演はほぼ満席でした。それは小澤征爾が指揮するからです。 演目は指揮者なしで演奏されたモーツァルトのバイオ…

マリー・アントワネット展

六本木ヒルズ森タワーにある森アーツギャラリーで開催中の「マリー・アントワネット展」を観てきました。「美術品が語るフランス王妃の真実」というサブタイトルどおり、美術展というよりもアントワネットの歴史学上の新解釈に答えようとする意図が見える展…

描かれた女たち

東京富士美術館を観た後、八王子の中心部にある八王子夢美術館で開催中の「描かれた女たち /女性像にみるフォルム/現実/夢」を観てきました。この美術館は閉館時間が午後7時であり、かなり余裕を持って観覧できることがよいところです。ビルの2階部分をほぼ…

漢字三千年

八王子の東京富士美術館で開催中の「漢字三千年ー漢字の歴史と美ー」を観てきました。 漢字の発生から清末の西太后の書まで、様々な文字の入った作品が展示されていました。金文や竹簡、木簡、甲骨文字などの写真でしか見たことがなかったものが展示されてい…

ピーターラビット展

少し前のことになりますが、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中のピーターラビット展を観てきました。絵本の原画やスケッチなとが展示されていました。今年は作者のビアトリクス・ポターの生誕150年に当たるとのことです。 ピーターラビットのモデルに…

ガレの精神に学ぶ

東京ミッドタウンにあるサントリー美術館で開催中のエミール・ガレ展に行ってきました。ガラス芸術の作家として知られているガレですが、その多彩な作品群に触れることができました。 ガレの作品の中にはトンボやカマキリといった昆虫をテーマにした作品が多…

絵は口ほどに

町田市立国際版画美術館で開催中の「風刺画って面白い?」「小野忠重コレクション展」を観てきました。まったく趣の違う展示を続けてみることになりました。 「風刺画」の方はウィリアム・ホガース、オノレ・ドーミエらの歴史的な価値のある風刺画を展示して…

メアリー・カサットのジャポニズム

横浜美術館で開催中のメアリー・カサットの特集をみてきました。アメリカ人の女性ながらパリに渡って絵画を学び、印象派の画法を身につけ画業を大成させた人です。 ドガとの交流を通して印象派の画法に磨きをかけたカサットの絵はまさにその主流と言えるタ…

光と緑の美術館

相模原市中央区横山にある光と緑の美術館に行ってきました。個人の開いた美術館であり、小さいですが収蔵の趣味がはっきりと出ていました。今回観たのは「イタリア20世紀美術 巨匠たちの表現~M.マリーニ、G.マンズー、P.ファッツィーニ、E.グレコの版画、素…

ラファエル前派展

渋谷のbunkamuraザ・ミュージアムで行われている「英国の夢 ラファエル前派展」を観てきました。ビクトリア王朝時代の絵画の革新的運動であったラファエル前派と呼ばれる人たちの作品の流れを時代の流れや、テーマに沿って展示したものでした。 19世紀半ば過…

西山美術館

昨日、町田市野津田にある西山美術館に行ってきました。西山由之氏のコレクションを集めた私立美術館です。美術作品としてはロダンの彫刻と、ユトリロの絵画を収集しており、特にユトリロに関しては世界有数のコレクションだそうです。 野津田は町田の中では…

ホイッスラー展

横浜美術館で開催中のホイッスラー展を観てきましたので、簡単に感想を残しておくことにします。ホイッスラーはアメリカ人でありながらパリやロンドンで人生の大半を過ごした人です。ロシアのサンクトペテルブルグにも住んだことがあります。このことと関係…

赤瀬川原平×尾辻克彦 文学と美術の多面体展

町田市民文学館ことばらんどで開催中の「赤瀬川原平×尾辻克彦 文学と美術の多面体展」に行ってきました。町田市に晩年移り住み屋根にニラを植えたニラハウスなるユニークな自邸までを造っていました。画家としては前衛芸術的な作品を残し、さらには尾辻のペ…

プーシキン美術館展

先日、横浜美術館で開催中のプーシキン美術館展を観て来ました。ポスターにもなっているルノワールの愛らしい女優の絵の他、フランス絵画の見事なコレクションでした。やはり印象派の作品が心に残ったのですが、より古い時代の古典主義的な絵画にも様々な発…

テナルディエの末裔

先日、帝国劇場でミュージカル「レ・ミゼラブル」を観てきました。新しい演出と配役ということや、映画版を観た印象もまだ消えていなかったのでいろいろな意味で楽しみに劇場に向かいました。幕が下りた後、期待を裏切らない演技の迫力と、工夫が見られるさま…