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高速道路無料化には反対

 民主党の公約の一つに高速道路無料化があり、これを実現することはほぼ確定的になってきました。これは地方経済を活性化するための施策と考えられますが、私は反対です。

 まず、高速道路の利用が増えるということは自家用車の利用者が増えるということであり、CO2の排出量を増やすことに直結します。時代に逆行します。
 次に、日曜ドライバーを増やすことにつながるこの施策は交通事故を起こす可能性を増やすことにつながります。ガソリンの価格が高騰した年、全国の交通事故は激減しました。これは自動車利用を控え、公共交通機関で旅行をした人が増えたからです。

 地方経済の活性化を考えるならば、高速道路よりも自治体への給付金を見直すべきでしょう。また高速道の利用者のうち運輸業者などに限定して減額、無料化するのならば意味があるのかもしれません。

 無料化のための財源確保のために他のサービスが休止、もしくは廃止されるならば本末転倒です。民主党は公約に固執することなく、現実的な政治運営を目指してほしいです。進路変更は公約違反だと野党は騒ぎ立てるかもしれませんが、多くの国民が希望しているのは政党間の争いではなく、よりましな政治を願っているだけです。