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三渓園

 横浜市本牧にある三渓園は明治の実業家、原富太郎(号して三渓)がその財を傾けて作った広大な日本式庭園です。大池をはじめとするいくつかの池のほか、京都や鎌倉をはじめとする各地から移築された17棟もの歴史的建造物があることも有名です。

 今日は平日ということもあって園内はのんびりとした雰囲気でした。それでも何組かの見学客はあり、途中からは定期観光バスの乗客も加わって少々賑やかになりました。大池には鴨が浮かんでいました。
 三渓記念館で見た原三渓の描いた日本画は曲線によって構成された優しい筆づかいの絵でした。彼の功績は若手の画家や文学者のよきパトロンだったことにあるようです。
 保存された歴史的建造物は庭園の景と見事に調和していました。

 上の写真は白雲邸という三渓の隠居宅だった建物。

 これは臨春閣という江戸時代の建造物で紀州徳川氏が紀ノ川沿いに立てた数奇屋風書院造です。池を挟んで独特の趣を醸成しています。
 それぞれが独自の趣があっていい雰囲気でした。
 またいずれ訪ねてみたいと思います。