はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

父の年賀状

 毎年、父親に届く年賀状の多さには驚いていました。多いときは1000枚近くまであり、そのせいもあってお年玉くじの末等の当選はかなりあったことを覚えています。その父も、一昨年の発病により、文字の読み書きができなくなりました。その他の生活は何不自由もないので実に不思議なのですが、とにかく賀状は無理です。昨年は一枚も書きませんでした。

 それでも今年もそのような事情をご存知でありながらも父の知人や親戚から賀状がたくさん届きました。私はそれを譲り受け、パソコンに残っていた住所録を訂正しながら印刷し、表面は一部の方には代筆も加えて返送することにしました。

 賀状は虚礼といい、電子メールも普及したことによって配達量は減少気味ですが、少なくとも字の読めなくなった父に来たたくさんの賀状が大きな励ましになったことは間違いありません。