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新島八重のこと

 同志社女子大学の発行した「同志社の母 新島八重」を読み終えました。激動の時代を生きたハンサムウーマンという八重の人生についての概説です。会津藩時代は官軍と戦陣で戦い、京都に移転して新島襄の妻となってからは教育者、篤志家として活動し、夫の死後も学園の後見をし続けるなど大変にメリハリのある人生でした。

 八重という人物の激動の人生を時代の変節点に生きた特殊なケースとみなすことは簡単ですが、現在のような閉塞感の漂う時代において自分の人生を切り開く能力はもっとも必要なスキルです。八重はそれを体現した人物だったのです。

 明治の人は自身の夢の実現するのに何の躊躇もなく前進します。見習うべきところかもしれません。