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インフラの老朽化

 報道によると昨日、浜松市内の国道152号線上にかかる第一弁天橋というつり橋のケーブル1本が切れ、大きく傾いたとのことです。通行中の男子高校生7名は無事だったというのが不幸中の幸いでした。

 この橋は1965年に完成したものだそうです。先日の中央自動車道の笹子トンネルや、新幹線のトンネルの壁面崩落など、最近は老朽化したインフラが巻き起こす事故が多発しています。現在の日本のインフラの大半は昭和30年代の後半から造られたものが多いらしく、すでに50年前後の歳月を経ています。鉄やコンクリートで作られた橋や建物、トンネルなどは一見、半永久的なものと考えられてしまいますが、実は綿密なメンテナンスと造り替えがなければ存続できないもののようです。

 そういえばYouTubeにこんなテレビ番組が残されていました。


人類消滅後の地球 LIFE AFTER PEOPLE①

 これは当時公開する映画の予告を兼ねたもので、科学的根拠は怪しいですが、メンテナンスがまったく行なわれないと如何に老朽化が進むかということを直感する材料にはなります。

 50年というと私の年齢に近いのですが、人生の長さほどももたないものの中で私たちは生活しているという事実はある意味衝撃的です。これからは、メンテナンスや造り替えに関して計画的に行なう必要があります。現状の把握と行動計画の作成を誰がやるのでしょうか。問題点の所在を多くの国民が共有し、解決の方法を探っていかなくてはならないと思うのです。

 今日は建国記念の日。国を建てることとは、無から有をつくるだけではなく、今あるものを維持発展することも意味するはずです。