はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

国家と民族

  日本のように国家の中に圧倒的多数の民族がいるとなかなか実感できないのですが、世界の大半の国には複数の民族が存在し、しばしば対立関係にあります。現在クリミア半島で起きている事態はその地域の多数民族が現在所属する国家からの独立とロシアへの編入を望むという特殊なことです。
  一地域のあり方を住民の多数決で決められるとしたならば、世界中の同様の地域はこれに追随することになるかもしれません。すると、国家とは何かという根本的な疑問に立ち至ります。
  しかし、例えば迫害されている少数派がそれから逃れるために結集し、一定の軍事力を確保して独立または隣国への編入を望んだなら話が変わってしまう気がします。
  我が国においても、地域の独立がまことしやかに語られたことがあります。現在では仮想的空想的な話ですが、国際情勢は流動的であり、我が国にも何らかの影響力があるはずです。