はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

書店にて

  久しぶりに書店に行きました。平積みされた本の表紙に驚きました。その多くが中国や韓国をあからさまに批難するもので、扇情的なキャッチコピーが躍っていたのです。
  これだけの本が並ぶということはそこそこの売り上げがあるからでしょう。出版社の誘導があるのはもちろんですが、それを支える消費者層が存在するのは確かです。本が売れない時代において韓国、中国を槍玉に上げることは旬なのかもしれません。
  ただし、これでは公平な国際感覚は生まれにくい。付き合いにくい隣国に対して取るべき行動は嫌ったり遠ざけたりすることではなく、知ることであるはず。その点を間違えないようにしなければヘイトスピーチと変わりのない無意味かつ国益を害するものになるでしょう。
  言論の自由がある国に求められるのは賢明な読者です。