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議会に関心が必要

 都議会の女性に対する差別的ヤジに関する舌禍事件は、発言者の一人が名乗りでたことで新たな展開を見せています。最近のテクノロジーでは声紋分析なる方法でほぼ発言者を特定できるようです。犯人探しは他にも方法があり、シラをきればきるほど本人の傷は深くなりそうです。

 今回の差別発言は女性に対するものであり、この件について日本社会には構造的な問題があるとの指摘があります。つまり、日常的にこうした発言はなされているということです。我が国における女性の地位は世界的に見ると非常に問題があり、議員や管理職の人口比、結婚後の職業待遇などにおいて他国の水準に及んでいないというのです。

 社会的弱者に対する差別発言についても問題があります。本来、言論の人であるはずの政治家が相次いで無配慮の発言を繰り返すことについて、我々はもう少し関心を持つ必要があります。舌禍を引き起こした議員が、次の選挙において正当に評価されているのかについても、甚だ疑問があります。選ばれた議員が何をしているのかについても注目、監視していなくてはなりません。

 都議会はインターネット中継されているようです。

  http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/

 議員の活動を私達が注目していることを示せば、先生方も品位ある行動をなさるものと思うのです。