通勤電車ゆえ
このブログの大半の記事は通勤電車の中で書いています。だいたい25分くらいの乗車時間で何を書くか決め、到着までに投稿しなければなりません。だから、言いたいことを先に述べて、裏付けを後にというスタイルにならざるを得ない訳です。どこできれてもいいような書き方になります。
現代の評論文の多くにこの形が見られます。作文、小論文の指導も結論先出しを基本にしています。皮肉をいえば、現代人は決められた時間内に結論を出すことにとらわれているのであって、その意味で通勤電車内ライターと変わらないのかもしれません。
じっくりとものごとを考えること、逡巡することに価値を見出すことは、今では趣味の領域に入るのかもしれないのです。