後の十三夜
今夜は171年ぶりの後の十三夜なのだそうです。閏9月13日が滅多にないからということです。何を名月と呼び、何がそうでないのかは、まったく人間側の事情であって、自然現象としては無限の連続の一つの局面に過ぎないのですが、このように時間を切り分けることこそ、人間の叡智でもあります。時間の流れに濃淡を付けて何らかの意味を持たせることこそ、時間の流れを捉え実感する方法なのですから。
今日は幸い月も出ています。特別な月として俳句でも作ってみようかと思います。
悠久の空行く後の十三夜
知る人を照らせる後の十三夜