はてなの毎日

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クラスは20人に

  新しい学力観に基づく教育目標を達成するためには、いまの40人学級の原則は明らかに不向きです。できれば20 人、多くても30人以下にする必要があります。
  40人の原則は一斉かつ一方向の教育には対応できてきました。それでもいわゆる落ちこぼれと称される学力不振者を出さざるを得ない現実があります。新たな学力観によれば、学習者の主体的問題解決能力を伸ばすことが求められており、主導権は教員ではなく、生徒の側にあります。
  生徒の学習の進み具合は個々で異なり、それを踏まえた指導が欠かせません。すると一人の教員が配慮できる限界が出てくるのです。
  もちろん、人数を少なくすれば解決する訳ではないでしょう。ばらばらな生徒の進度に対応できる教員のスキルも育成しなくてはなりません。昨今の教育改革の動きがどうも机上の操作に終わっているように思えてならないのです。