読書会の計画
一冊の本を読んで各自の感想を述べ合う読書会を授業の中で行うことを計画しています。その時にいわゆる「褒められる感想」「優等生読み」だけにならないように導かなくてはならないと考えています。
国語のテストは通常ある一定の範囲内の答になるような問題を生徒に要求します。これは論理的な思考力を問うものであるので、それ自体はおかしくはありません。ただ、これを繰り返しているうちに読書の感想についてもどこかに正解があり、それでなければいけないかのように考えてしまいがちなのです。
この誤解があるかぎり読書会は盛り上がらず、「誤り」を恐れて発言ができなくなります。多様な読みがあるという事実に気づかせること自体が読書会の目的なので、まずは読書の意味から指導してみようと考えています。