はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

見られている日本

 昨日、所用で渋谷に行ってきました。週末の賑わいはいつもどおりでしたが、久しぶりに訪ねてみて気づいたことがあります。ハチ公前のスクランブル交差点を撮影する人が非常に増えたということです。

 この交差点はNHKなどの放送局が街角の現在の映像としてよく使用する場面であり、かつてからカメラやビデオで撮影する人を見かけたのですが、昨日はその撮影者の数が非常に多かったのです。そしてその大半がおそらくは外国籍の人でした。見た目で明らかに白人や黒人が多く、さらにアジア系の人も含めればかなりの外国人がこの交差点の雑踏に注目しているのです。

 おそらくYouTubeで繰り返し視聴されている以下のような映像が日本に来る観光客に知られているのではないでしょうか。


Saturday afternoon at Shibuya Crossing, Tokyo ...

 確かにこれだけ多くの人が短時間に湧き出て、しかも何事もなかったように再び車が走りだすという光景は海外の人たちには不思議な光景なのかもしれません。しかも一回きりではなく何度も繰り返されるわけですから。私もこの交差点の方式を初めて見た時は驚きました。これほどの人出になったのはその後しばらくしてからなのでしょう。何十年か前、渋谷に住んでいた時にも存在していたはずなのですが、これほど多くの人が渡っていたという記憶はありません。

 どうもこの狭い空間には人々を惹きつける何かがあるようなのです。安全を確保出来る限りにおいて、この不思議な交差点は世界的観光名所として認めていいのかもしれません。