はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

死語と新語

 コンビニエンスストアで思わず「官製はがき」はありますかと聞いてしまいました。店員はもしかしたら高校生かもしれない女の子。少し考えた後、「ありません。・・・普通のはがきならありますが」と答えるではありませんか。「官製」という現実とはことなる事実もさりながら、おそらくカンセーなる語にどのような文字が当てはまるのかさえわからない様子でした。彼女はおそらく郵政省という役所があったことは知らないはずですから。不適切な言葉を使ったことを心の中で詫びたのです。

 後日、ある若い人がメールの出し間違いをしたのではないかと自分の失敗をおそれたという話を聞く機会がありました。彼女はどうやらおおいに「チキった」ようです。私はチキにいろいろな語をあてはめる作業を繰り返しました。そして文脈上、チキンにたどりつきました。若い同僚に尋ねた所、臆病風を吹かれるというくらいの意味らしいので、私の推測はまちがっていませんでした。日本語として定着するか否かわからないものの、新語は次々に生まれ、そして私はその都度当惑するのです。