はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

自己討論

  起承転結の構成の文章や話を組み立てる上で、もっとも難しいのが転の部分です。話を広げ説得力を上げる部分であり、話題を変えたり、別視点から検討したりする役割を持ちます。その方法の獲得のヒントは討論にあります。
  自分の思考を素直に並べていけば文章になる三部構成の文章よりも工夫が要ります。転が話の展開に繋がれば良いのですが、しばしば崩壊の要因にもなります。転倒の転になってしまっては困ります。
  転の部分を述べる力は、言ってみれば自己の中で討論をするようなものかもしれません。別の視点を設定し、比較検討して自論の正しさを強調する訳ですから、自己の客観視という高度な技が求められることになります。
  この技を獲得してもらうためには、四部構成の展開に慣れてもらうこと、そして転の作り方として自分の考えをひっくり返したり、ずらしたりする方法を覚えてもらうことが必要なのではないでしょうか。その方法を考えています。