ゼルビア昇格

　Ｊ２・Ｊ３入れ替え戦でFC町田ゼルビアはアウェイでの試合でも勝ってＪ２への復帰を果たしました。4年ぶりということになります。

　前回のＪ２時代はわずかに1年。アルディレス監督のもと戦ったＪ２リーグはまさに惨敗でした。実績のある監督を獲得したのはよかったのですが、Ｊ２の戦い方には合わない戦術と選手の怪我の多さに悩まされた1年だったと思います。今回は相馬監督が他チームに引き抜かれないことを祈ります。

　選手はよく頑張りました。Ｊ３最終戦の「誤報」によるぬか喜びを本当の喜びに変えてくれたことをたたえたいと思います。私的には今季はスタジアムに足を運べなかったのが残念でした。来季は苦しい戦いになると思います。まずはＪ２定着を目指して負けない試合をしてほしいと思います。あわよくば昇格トーナメントに届くところに、とは思いますが、慌てない方がいいでしょう。またスタジアムでケチをつけられるのはこりごりですので。ただ、Ｊ３からＪ１へ初めて昇格するクラブとなってほしいとは思います。

　大分トリニータは地域クラブの鏡と思っていました。町田がポポビッチ監督の時代、大分での無念を知って少なからぬ同情を抱いたのですが、そのチームと交代することになったのは因縁でしょうか。トリニータはＪ１からＪ３をすべて経験する最初のクラブになってしまいます。ぜひまた戻ってきてほしい。地域のクラブが光らないとプロサッカーの価値は半減します。また野津田でも試合をしてほしい。そして代表選手を出すチームに再び復帰してほしい。

　選手のみなさんはこれから大切な時期なのでしょう。ゼルビアの選手はなるべく残留してほしいけれどそうもいかないのがプロの世界。それぞれのチームで迎える春にエールを送ります。