レガシー
最近、よく耳にする言葉にレガシーがあります。国立競技場の建築案の改正に関してもこの言葉が出てきました。レガシーとは何なのでしょうか。
取り壊された元の競技場は1964年の東京オリンピックのために造られたものでした。すると50年余しか存在しなかったことになります。建築される新競技場は100年の耐久性を目指すようです。これは精神的な意味を除くならばレガシーと呼べるものとは言い難い。
ローマのコロセウムのようなものと比較するのは無理としても、耐久性と安全性において真のレガシーとなるにはせめてもう少し耐久性の高いものはできないのかと思うのです。
経済学者の中には将来日本の国力は減退していくと予想する人が多数あります。その意味でも未来の日本人に何が残せるのかを考えておかなくてはならないのではないでしょうか。