EU離脱を
国民投票で決めた英国ですが、その投票傾向には世代差があったようです。若い世代ほど
残留を願っており、今回の離脱を決めたのは高齢層であることが分かりました。
今朝の朝刊には年齢層別の投票動向がグラフ化されたものが載っていました。明らかに世代が上がるほど、
離脱派が増えていく様が見て取れます。高齢者はEU加盟前の英国を知っている人もおり、また保守的思考も高まっているはずなので、この結果はある程度は仕方がないはずです。しかし、経験を積んだ彼らが離脱後の混乱をイメージできなかったのはどのような原因があるのでしょうか。
国民投票前の社会の風潮について私たちは学んでおく必要があります。よく言われているのが
大衆迎合的なキャンペーンで支持を集めた人物がいなかったかということです。短期的な不満解消が大きな落とし穴になるかもしれないことを感じるのです。
日本で同じようなことが起きたとしたら若者の意見はまず通りません。
高齢化社会では絶対的な票数が足りない。唯一勝ち目があるとしたら、
投票率をあげることでしょう。大事な選挙よりもレジャーを優先する大人たちに物申すのはそれしか手段がありません。