目標の設定
同じことをしても達成感に大きな違いがあることがあります。おそらくそれはどこに目標を設定するかにかかっているのだと思います。目標が比較的近くなおかつ未到達の場合は達成感が得られやすい。ところがあまりに目標が高く、少々の成功が小さなものと感じさせる場合は自分の行動の成果を過少評価してしまいます。
実現可能性が高すぎるものも達成感には結びつきにくい。簡単にできると感じるものを成功体験と感じることが難しいからです。つまり、目標は高すぎても低すぎてもよろしくなく、ほどほどの設定が必要ということになります。
教員の役割はこの適度な目標を設定、提示することでしょう。おそらく数々ある指導項目の中でももっとも重要な事項の一つだと思います。