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漢字三千年

 八王子の東京富士美術館で開催中の「漢字三千年ー漢字の歴史と美ー」を観てきました。

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 漢字の発生から清末の西太后の書まで、様々な文字の入った作品が展示されていました。金文や竹簡、木簡、甲骨文字などの写真でしか見たことがなかったものが展示されているのには驚きました。

 上の写真は顔真卿の楷書で書かれた碑文の拓本とされるものだそうです。展示物の写真撮影が許可されており、これもガラスケース越しに拡大して撮影したものです。

 漢字というなんとも魅力的な文字の歴史を通史的に展示したなかなかのいい企画だと思います。文字そのものの美しさはもちろん、それを書いた人々の歴史へも思いをはせると感慨深いものがあります。

 漢字文化を受け継ぐ者として、文字の大切さを改めて痛感させられました。