はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

反応

 対話型の授業を進める際にもっとも苦労するのが生徒側の反応が予測不可能であることです。ある程度想定して準備はするものの、全く反応がなかったり、逆に段取りを飛ばして話が進んだりすることが多く、そのつど対応を変える必要があるのです。

 このタイプの授業をするときには伝えるポイントを絞って、あまり欲張らないことが大事です。脱線、停滞は当たり前なので伝えることを限定してそこへの誘導を目標に進めます。それで時間的心理的余裕ができ、生徒に考える時間を確保できるのです。

 自分のペースだけでは進まないけれども、あくまで教員のイニシアチブは保つのがこのやり方の課題であり、毎回がそのための試行錯誤になるのが厄介であり、面白くもあるのです。