はてなの毎日

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古典の色

 テレビや映画の時代物をみる時、気になってしまうのが衣装や調度品の色彩です。色鮮やかに作られるものが多く、それが見どころの一つであることは確かなのですが、あまりにも鮮明な色使いの場合、果たしてそのようなものが存在したのかと疑わしく感じてしまうのです。

 中国や韓国のドラマになると時代考証はかなり緩やかになります。現代人の鑑賞に耐える鮮やかで洗練されたデザインはどうみても時代には不相応です。でも、歴史ドラマはあくまでも創作なのですから、実は何でもいいはずです。これらの作品はその割り切りが極めてはっきりしているということです。

 それにしても色のことに関してはとても引っかかってしまう。現代の染料が生まれる前の世界を見てみたいと思うのです。