はてなの毎日

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高くてもよいものを売る

 低価格化競争で敗北している日本製品が、真逆の高価格商品の販売で活路を見出しています。高くても他の追随を許さない性能やデザイン、さらにはブランドイメージを売り物にするのです。高級時計や万年筆の売り方に似ています。

 高級品は数は売れなくても個々の利益率が高いので商売が成り立つのだそうです。薄利多売の反対語は何というのでしたっけ。

 この商法が成立する条件は高級品を作り続け、ブランドイメージを保つ安定性です。それなりの投資と社員達の矜持が欠かせません。やり方次第では大きな工場は不要で、優れた職人集団がいれば戦える。そんな勇気をもらえる展開です。

 高くてもよいものを買う層がいることも大切です。私は最近、それに当てはまらなくなっています。残念ながら。