はてなの毎日

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基本の力

 学校で教えることはおそらく自分でも学べる力をつけさせることにあるのだと思います。アクティブラーニングとは学びの行為がパッシブではなくアクティブだということです。協働学習はそのための手段の一つであり、学び合いがなければ効果的な深い学習はできないという訳ではありません。

 自分で学べる力を支えるのはリテラシーです。そのもっとも基本にあるのが言葉の操作能力です。文字が書けるか読めるか、文章を書けるか読めるか、適切な表現で話せるか、論理的思考で聞き取れるか。そうしたことが第一の基本です。英語もまた基本を学ぶことの大切さが叫ばれています。中学校程度の英語でコミュニケーションは十分可能という本もありますが、要は中学校程度が完全にできれば、あとは自学自習でもその上の段階に行きつけるということです。

 すべての教科で同じことがいえそうです。あとは読めば分かるという段階にしておくことが中等教育の使命であると思うのです。すると、何か新しい手法ばかり追うより、今までやってきた手法に磨きをかけた方がよいということになります。