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教育用のWindows端末か

 日本でもSurface Goが発売されることになりました。機能を限定して軽量化したモバイル端末でWindows10で動くことが特徴です。教育機関ではWindows端末は価格の高さゆえに生徒個人用のマシンとしては使いにくい状況にあります。この機種は教育機関用として税抜き47800円で販売するようですが、キーボードを純正でつけるとさらに10000円強の上乗せとなります。これは低価格ノートとほとんど変わらない値段であり、現在シェアが高いiPadChromebookなどより高い設定です。これでは現場が導入に踏み切るのは難しいでしょう。

 Windows端末の強みはパソコンソフトをほぼそのまま使えることです。しかし、いわゆるオフィスソフトの大半はモバイルで互換性があり、絶対にWindowsでなくてはならないわけでもなくなっています。学校の現場でそれでもWindowsにこだわって少々高めの出費でも我慢してもらうという選択はしにくい。せめてキーボード付き税込みで5万円以下にならないと生徒一人一台のパソコンにはならないと思います。

 生徒パソコンはもっと学校のニーズをしっかり把握して企画してほしいと思います。教育で必要なのは何かを踏まえた設計が必要だと思うのです。どうもそれがうまくいっていない。PCの方に人間が合わせるということに慣れ過ぎたためでしょうか。メーカーもユーザーも現状の把握ができていないような気がしています。