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逆走

 高速道路の逆走はかなり頻繁に起きており、その大半は高齢の運転者によるものであると言われてます。高速の入り口を逆走することは考えられないことではありますが、これが高齢者になると判断が鈍ることがあるようです。私は高齢者ジュニアとしてこの現象に関しては少なからぬシンパシーを感じます。

 さて、高齢者の逆走を防ぐための予防策はできているのかと言えば、個人の意見としては否定的です。初めて行く土地の高速道路の運転はかなりの緊張度を感じます。それを指示する案内掲示も気になります。

 もっとも高速道路会社もいろいろ手を打っています。侵入道路に矢印を書いたり、逆走を感知すると電光掲示板で警告したりする方法です。しかし、そもそも判断力が劣っている人にそれが的確に認識できるかは疑問というしかありません。

 根本的な防止策としては高齢者等の危険運転の可能性をもつ人の運転免許を制限することかもしれません。ただ、年齢的なものだけではなく個人的な差が大きいのが現状です。年齢制限で解決することではありません。高速道路の入り口や分岐点にもっとわかりやすく大胆な誘導標識もしくは路面塗装を施すというのも手だと思います。初めて走る道の分岐標識は私でもわかりにくいと感じたことがしばしばあります。

 若い時には考えられなかった判断ミスを高齢者は犯してしまう。その過渡期にいる私にはそのことがよく分かります。事故を防ぐために、もっと分かりやすく間違いにくいサインを考えることが必要だと思います。