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コンビニ・イートインは税高なのか

 消費税増税には軽減税率が適応されるようです。いくつか不可解なものも含まれていて、食料品の場合持ち帰る場合と、店内で食べる場合とでは税率が違うというものがあります。この場合少し引っかかるのが、レストランなど、ウエイター・ウエイトレスが給仕をし、テーブルの掃除をこまめにやる所と、実際にはテーブルと椅子を提供するだけで、配膳と片付け、さらにはテーブル拭きにいたるまでセルフサービスという場所とが同一視されることです。

 さらにはコンビニエンスストアにおいて最近増えてきたイートインスペースを利用すると税率が上がることになり、食料品を買った場合、店員からはそれをどこで食べるのかを尋ねられることになります。私は出先でよくイートインスペースを使うのですが、ちょっと困ります。

 かつてはコンビニの店先で缶ジュースや酒を飲む人の姿もよくみられました。ゴミ箱を台にして飲んで、スタンディングバーにしてしまっている光景もありました。近隣に迷惑がかかるということでゴミ箱を店内に設置し、イートインスペースを作ることで利用客の要望にこたえつつ秩序維持にも貢献する方策として機能してきたと考えます。

 税率が変わればたとえ1円違いでも外で食べた方がいいと思う人が出てくるはずで、コンビニの店先はまた飲食スペースになる可能性があります。駐車場というほどよい空間があるわけですから。

 軽減税率は妥協の産物であることは確かです。収入に関わらず一律に徴税する方法には経済弱者への配慮が必要であるので、このような方法はとるべき選択肢といえます。ただ、その運用面においては現実をより精査する必要があります。