視野狭めるネットニュース
このブログは朝の通勤電車の中で書くことが大半です。せいぜい10分ほどで書かなくてはならないのです。ネタ集めのためにニュースサイトをさっと見ることもあります。いろいろな分野のものが一覧できるので便利です。
しかし、ネットニュースには様々な問題点もあります。発信元があやしいニュースも新聞社や通信社発のそれも同等に扱われるのはその一つです。また、速報性を重んじるからなのか、紙面に比べると推敲が甘く、誤字脱字がしばしば見られ、内容の訂正という断りも時々あります。
それよりも大きな問題点は表示されるニュースが勝手に選択されている点です。過去に見たニュースや端末内にある閲覧情報などを参考にサイト側が表示する項目を絞っているのです。自分があたかも時代のトレンドの中心にいるかのような錯覚を起こしてしまうのは、ネットワークの巧みな戦略であり、害悪です。
メディアリテラシーの必要性がここでも必要である訳ですが、これはなかなか気がつきにくい要素であり、使いようでは意識操作にもつながる重大事に思えてなりません。