授業の計画

　この時期になると来年度の授業はどうしようかと考え始めます。同じことを繰り返すのが原則的には好きではないので毎年試行錯誤をします。チームを組む教員には迷惑をかけるのですがこれだけは譲れません。

　漢字のテストも既製品ではなくオリジナルを作るのですが、問題集の例文そのものではなく、文章を変え、また語意が分からなければ書けない問題を作ります。授業プリントやスライドなども作り直します。

　過去にうまくいった教材を別の学年で繰り返し使ったところ、効果が表れませんでした。使い回しは必ずしもうまくいかない。そこで毎回作り直すのです。

　効率的ではないと考える仲間もいますが、少なくとも私にとっては毎回教材を作る方が効果が上がります。また教える側の緊張感や意欲も変わる。私がもともと中等教育の教員ではなかったことにも関係があるのでしょう。大いなる無駄は意味があると考えるのです。