はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

芸術は長し

 昨日までとある観光地に行っていました。いわゆる文人墨客の逗留した場所であり、方々に文学碑がありました。有名な人のものもあり、また初めてその名を知る人もありました。その地で作られたとなると説得力を持つ詩歌もあり、土地の持つ力の強さを感じました。

 それと同時に、作者の短い人生が果ててすでに幾星霜、作品だけは残り続け、読者に何分かの感慨をもたらすことに改めて芸術は長しの口碑を思い出すのです。

 名を残したいというのは多くの人の潜在的な欲望の一つでしょう。ただ、それを叶えられる人は少なく、また自ら確認することができない願望です。文学碑に儚いその達成を感じるのは私だけでしょうか。