はてなの毎日

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教育改革過渡期に生きる

 教育改革の過渡期にある現在、私たち教員は叡智を集めなくてはならない局面にあります。自ら課題を見つけ、まだ答えのない問題に対して解答する能力の育成が課題になっているのです。

 問題意識を持つことや、関心を維持して考え続けることは、これまで個人の資質に任されてきました。いろいろ学ぶ中で何かに興味を偶然持ち、誰にも求められていないのに自ら深めていく。そのごく少数の人材が社会を維持していたのです。

 今日、それでは間に合わなくなり、クリエイティブな考え方ができる人材を量産する必要が生じたことになります。そこで知識を与えるだけではなく、ものを作り出せる能力を育てることが教員の業務となった訳です。

 教員の仕事は知識の伝授から考え方の指導とその促進へと変わります。これは似て非なる大きな転換であるといえます。その波に乗れるのか。高齢教員としては必死な思いもあります。