省略と効果
教員の働き方改革はもっとも難度が高い案件と考えられます。もともと職務の幅が大きく、個々の職務が重要だからです。私は仕事の省略と効果の向上の問題を真剣に考えなくてはならないと感じています。
まず単純に学校職員の数を増やすことを提案します。事務職員の数を増やして職員室での業務にも参加してもらいます。成績入力のシステムや教材のメンテナンスなどは事務のプロに任せるべきです。
生活指導の担当も専門家を加えて行うべきです。教員はその補助として入るのが効率上もよい。
部活動顧問は教員でなくても構いません。むしろその方面の専門家に任せるべきです。人材選定には慎重であるべきですが、教員免許はなくても構いません。むしろ子どもとの接し方に関する免許でも作ってそれを認定材料にした方がよい。
教員が授業に打ち込めるようになれば学校もよくなってくるはずです。完全な分業はかえって非効率を招く可能性もありますので、いくつかのクロスオーバーの中で仕事ができればよいと考えるのです。