はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

驟雨

 昼過ぎから降り始めた雨は夕刻から激しい雷雨に変わりました。夏の空気と秋の空気のせめぎ合いが冷たい雨になって地面を叩いています。

 変節するときに劇的な局面が現れることがあります。自然でも人事でも似たような現象が起きるので、私などは類推の発想が起動するのです。激動の風景の後には安穏とした時間が続くものだと。

 折り畳み傘では今夕の雨は防ぎきれず、ズボンは多量の雨水を吸い込んでしまいました。古い靴もようやく浸水を免れていますが、限度に近づいています。

 酷い目にあったと思うときには素直に悔しがり、不運を嘆くしかありません。しかし、それも永続するはずはない。次の場面を引き立たせるためのアクセントなんだと考えましょう。

 雨のため電車も遅れ、濡れた服は冷房くらいでは乾くことはありません。でもあと少しで駅に着きます。