はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

ものの見え方

 水彩画を描くときは薄い色から書いて恋色を上塗りしていくそうです。言われてみれば当たり前のことなのですがこれは興味深いことです。

 私たちがものを見る時に何から先に見ているのかを考えると、特徴的なものがまず優先されています。色彩でいえば鮮やかで印象的なものを最初に見ます。水彩画を描くときとは正反対の視点の移動があると考えられます。だから、絵を描くことはものの見方をそれまでとは変えることの訓練になるということです。

 何か今までとは違うことを始めると新しいものの見方や考え方があることに気がつきます。それこそがとても大事なのでしょう。絵にしても写真にしても、私は一向にうまくなりませんが、それでも新しい視点、視線の使い方を学ぶ機会としては役に立っているような気がしています。