はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

更地

 数日前までは建物が建っていた場所がすっかり取り壊され整地されていました。こんなに広かったのかとも、これだけの面積だったのかとも矛盾した気持ちが同時に起こっています。

 おそらく私の空間認識はかなりいい加減なのでしょう。思っていた面積とはあてがかなり違う更地が広がるのを目にするといつもそう思います。スクラップアンドビルドは世の常とはいえ、方丈記のような無常観を呼び起こすのは事実です。またどうして既存の財産を活用できないのかとも思います。

 造り直すことで街が生き続けることは歴史的事実です。それがある空間は明日に生きられる場所なのでしょう。でも何か大きな損失は否めない。都会に住むことはこうしたことに慣れることが条件だとつくづく思うのです。