反デジタル手法
教育の世界においてもさまざまなICTが活用される中で敢えてデジタルに頼らない手法も必要だと考えています。どれか一つにするのではなく、それぞれのよい点を活用すべきです。
バレットジャーナルという時系列順の手書きメモ帳が注目されています。手書きのノートは融通が利くし、親しみも持ちやすい。ソーシャルメディアの誘惑もないし、集中ができる。そんな利点があります。私はかつては用途別に分けていたノートをほとんど1冊にしてしまいました。確かにアイディアを蓄積するにはこの方がよいと思います。本当に大切なものはパソコン入力すればよい。
教育の場面でもこうしたメモ術を教えて、もっと字を書かせるべきでしょう。考えたことをノートにどんどん書かせることが発想の力を高め、まとめたり、表現したりする力も伸ばします。コンピュータでなくてもできることはたくさんある。書くことで考えをまとめる方法をもっと教えるべきだと考えます。