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評価の変化

 今日からセンター試験が行われます。関東地方は冷え込みが激しく積雪さえ懸念されていますが、受験生に不利にならないよう祈ります。

 今年でセンター試験は終了します。高校生の基礎学力を測る試験はその主旨や方法は巡って批判を受け、変更を余儀なくされたことになります。確かに短期記憶で即時的に解答する問題が中心となっていた傾向は否めませんでした。例えば国語の問題でも問題の分量が多すぎであり、その割に内容に深く立ち入らず手際よく解答することを求める問題が目立ちました。

 こうした形式の課題はAIなどの機械が得意とする分野であり、これから必要な学力とは異なるようです。評価の方法が変わることが来年度からの共通テストに生かされると聞いています。ただ、その方法はいまだ確立せず、記述式の設問は採点方法の不備が指摘されて延期されることが決まっています。

 運用方法は大いに検討の余地がありますが、評価の方法が時代の要求に大きな影響を受けることは確かです。時代の波に翻弄されているのは受験生だけではありません。ただ思うことはどのような方法が採用されようと向学心を高くもってほしいということです。