はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

お別れ

 叔父の葬儀に行ってきました。気さくで物事にとらわれない自由人だった叔父は、いつも既存の権威に対して懐疑的でした。学歴社会に関しては特に懐疑的で、学校に行っても何にもならないといつも言っていました。

 どういうわけか私は大学や大学院に行き、叔父の言葉とは逆の人生を歩むことになりました。お前の行っている大学だっていつどうなるかわからないんだよ、といつも言われていたことを思い出します。

 程度の差こそあれ、大学に行けば人生が保証されるという時代は終わっています。ある意味で叔父の勘は当たっていたとも言えます。ただ学歴を持つだけではなく、そこで何をするのか。自分の領分にどれだけ取り込めるのかということが大事なのですから。

 親戚の死は悲しい。そしてやがては自分の番がくるということを予感させる何かがあります。