5月始まる

　本来なら一仕事やり終えてちょっとした脱力感に襲われる季節のはずです。しかし、今年は何もなし終えず、日々対応に追われるばかりで一向に達成感がない。そのようにして5月1日を迎えてしまいました。

　教員にとって4月は特別な月です。年度が替わり教える生徒のメンバーが変わり、一緒に働く教員の顔ぶれも変化しますので毎日が新鮮です。そしてうまくいかないことも多く、次々に問題が噴出しては対応に追われるという毎日になります。ところが一向に学校は始まらず生徒は来ず、なんとも歯がゆい日々を送っています。

　生徒はもちろんですが教員もここまで間が空いてしまうといろいろ蓄えてきたことが風化していくような気がしてなりません。何よりも緊張感というものが減退しています。いつ始まるかまだ全く分からない状況ですが、せめて自分の生活が崩れないように明日授業が始まっても対応できるように心身を作っておこうと考えています。

　まずは今日が5月の始まりということを忘れずにいたい。そんな基本から始めてみます。