はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

小さくまとまるな

 学校が再開して一安心と考えているばかりではありません。生徒諸君の中には友だち関係構築の機会を失われて狼狽している人もいるようです。言いたいことは小さくまとまるなという一事です。

 相性のいい友人に囲まれて過ごしたいというのは誰もが切望する思いです。居場所がないと感じることの辛さはかなりのストレスになります。それを承知で言うならば既存の仲良し関係から脱却しなくてはならないということでしょう。

 ソーシャルディスタンスを強要された私たちは一人では無力であることを痛感しました。ウイルスの前では誰もが同条件で無力であり、そこに優劣の関係はありません。誰もが協力しなければ切り抜けられない現実があるのです。

 この事態から学ばなくてはならないのは、多様な人と助け合わなくては事態は立ち行かないということになります。それを知ったからには小さくまとまってはならない。助け合い高め合う仲間が不可欠ということです。

 友だちを作ろうとなんて思わなくていい。同じ時間を共有していること自体が仲間なのです。