はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

書かせる話させる

 国語力がどうして伸びないのかを教員同士で話合いました。結論は出なかったのですが、たくさん問題を解かせるとか、早めにカリキュラムを終わらせるということではなさそうです。

 古典文法を前倒しして教えましょうという教員の意見は反論の矢に晒されることになりました。発達段階を無視して教えても効果がない。多数の消化不良の生徒を生み出すことになるというものです。これは経験上正しく、低学年で文法を教えても丸暗記することばかり考えて応用が効かないのです。

 早く教えておけば成績が上がるというのは、教員の自己満足かもしれません。教えればその内容が見につくとは到底考えられないのです。

 国語力を上げるのには自主的に言葉を使って物事を考える機会を増やすしかない。そのための工夫をしなくてはなりません。