はてなの毎日

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教材としてのICT

 名古屋で児童や生徒のプライバシーが保全されないという理由でタブレット端末の仕様を停止する旨のニュースが流れました。一見まともな処置に見えますが、実は大きな間違いです。

 個人の端末の操作履歴を国家や企業が集めることには問題があります。実際すでに事実上そうなっているのかもしれませんが、少なくとも他者には公開しないことがお約束になっています。それに対して教育現場でのデジタル端末は学校側が管理することが前提です。教材として配布したものである限り、教育者が責任を持つのは当然のことです。個人のプライバシー問題を持ち出すのは間違いです。そもそも教材を使って個人的な情報交換をすることが誤りであり、自らの情報を漏洩する結果につながるということを知らせる目的があるのが学校です。生徒諸君や保護者には自分の使っていることが見られているということをはっきりと伝えるべきであり、それを前提に使用するべきなのです。

 教材とそれ以外との間にある垣根を忘れてはなりません。情報教育には不可欠の使用履歴管理を怠ることの方が問題です。