はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

死に場所

 どのように自らの人生を終えるか。そこに美学を感じる感性があります。古典作品を読む限り、死に様に拘る伝統はかなりさかのぼるように感じます。死に際に関する興味は普遍的な要素なのかもしれません。私たちはいかに生まれるかを選ぶことはできません。それに比べればいかに死ぬかは個人の意志の及ぶ範囲があります。

 でもよく考えれば、死に方も不如意な面が多い。満足な死に方など存在しない。死に対する評価など誰にもできはしない。