はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

空白の一日

年度末が日曜日になり、今日は何もしないことを目標とする空白の一日にしたいと思っています。しかし、すでにあれこれと考え始めやらなくてもいいことまで始めている。貧乏暇なし。暇を作れないから貧乏なのだと改めて思うのです。 桜でも見に行きますか。

節目

来週からは新学期です。今年は元号が変わり、新元号が4月1日に発表されるとのことで特別の一日になりそうです。 教員の世界では年度変わりは特別な意味を持っています。新学年への対応、職場環境の変化、同僚の転勤、退職、新しいメンバーの参加などいろいろ…

管理職の性的平等

私の職場は女性の方が多く、トップも女性です。それ以外の管理職では男が多数です。ただ管理職の女性は意欲的で優秀です。このような職場は日本では少数で国際的にみても男優位な社会だと言われています。 組織的構造的な改革が焦眉の急となっている我が国の…

東京急行電鉄

まもなく東京急行電鉄という名が消滅するそうです。「東急」という名は定着しているために混乱はなさそうです。むしろ東京急行の名の方を知らない人が多いのかもしれません。ただちょっと残念な気もします。 そういえば京王もかつては京王帝都鉄道と呼ばれて…

詩の授業

詩の授業は生徒のときは気楽でした。覚えることも問われることも限られているし、解釈も多様性が認められていたからかもしれません。 教員の側に回ってみると詩の授業ほどやりにくいものはない。限られた時間内で詩の世界を理解させなくてはならないし、表面…

授業の計画

この時期になると来年度の授業はどうしようかと考え始めます。同じことを繰り返すのが原則的には好きではないので毎年試行錯誤をします。チームを組む教員には迷惑をかけるのですがこれだけは譲れません。 漢字のテストも既製品ではなくオリジナルを作るので…

元号という意識的節目

まもなく平成が終わることから、物事を一区切りしようという思潮が見られます。また、ここ約30年の歳月を一般化して昭和のそれと比較したり、平成らしさを言語化することも流行りです。 戦争はなかったけれども飛躍もなく、むしろ衰退の始まりを予感させる時…

寒暖差

おとといまでは初夏の陽気、昨日は数か月戻った寒さで今朝は氷点近くの気温です。このあと14度くらいまで上昇するというのですから寒暖差が激しい。 先日日比谷公園に行きました。公園の桜はすでに開花しており月光に照らされた夜桜を楽しむことができました…

国語からの連携

国語教育はすべての思考の土台という認識はいつもあります。思考の根源であり道具でもある母語はすべての基礎にあるものです。それは分かりながらも具体的に何をすればいいのかが分からずにいる。 教育界が進みつつある実用的な国語能力の方面は、これを意識…

切実さ

死の問題を考えるときに大きく左右するのが切実さです。死を一般論で語るのと自身の死や家族などの関係の深い者の死とでは考え方が変わる。同じ枠組では語られません。 一般論としての死を語るときにこのことを忘れてはならないと思うのです。ただ、実際には…

教員の卒業

私のような仕事をしていると卒業式は年中行事の一つになってしまいます。多くの方々にとって例えば高校の卒業式は一生に一回であり、その思い出は大切なもの(あるいは苦いもの)になっているはずです。教員をやるとそれが毎年のことになり、卒業式をいかに…

考えるきっかけ

このブログは大抵が朝の満員電車の中で書いています。通勤途中の本当に身動きが取れなくなる直前までに書かなくてはならないので10分はありません。ただこの時間に文章をまとめることで考えるきっかけを創出していることには意味を感じています。 今の教育に…

らしさ

過去の経験で得られた一種の典型例を基準にして私たちは物事を考えます。始めは目印のようなものですが、次第にそれが規範になり、逸脱すべからざるものと考えられるようになります。 「らしい」という形容詞をつくる言葉はこの意味で用いられます。この男ら…

担任制

学級担任がクラスに一人というのが当たり前になっている現状です。これはいい面があります。担任は自分のクラスの生徒に対して強い責任を持てることはそのもっとも大なるものです。ただ40名前後の生徒を一人で受け持つのにはやはり無理もあります。相性もあ…

振り返り

年度末を迎えて振り返りを求めたり、求められたりするのが私の職業の慣例です。もちろん反省することは大切であり、それなしには前進ができない。でも、あまりにも反省ばかりでもうまくいきません。せっかく伸びてきたやる気までもリセットしてしまう可能性…

牛の電車

こどもの国線にホルスタインのような牛柄の電車が走っています。内装も牧場のような塗装が施されています。 こどもの国は体験型の施設を含む公園です。こどものころ遠足といえばこどもの国か二子玉川園でした。後者はいまはなく、あの頃からの時間の経過を考…

今こそ別れ目

仰げば尊しは卒業式の定番歌曲ですが、文語の歌詞が理解しにくくなっているせいなのか次第に歌われなくなっているようです。それでも保守性の強い式典ゆえ、歌い継いでいる学校も多い。大切なのは心を込めて歌うことです。 そのためには歌詞の意味が理解され…

働き方と生きがい

働き方に対する政治の介入は確かに必要なことだと考えられます。違法な過剰労働は社会的問題であり、この種の議論で使われる生産性という観点でもマイナスであると言われています。その事実を踏まえながらも単純な労働時間短縮という形式的手段にならないか…

パーソナルディスタンス

心の縄張りとでも言えるようなパーソナルスペースがあるのは経験的に理解できます。人によってその距離は変わり、また同じ人物でも時と場合によって伸縮します。実はその時々のパーソナルスペース同士の最適な距離があり、それを感じ取れる能力が必要だと感…

桜のつぼみ

今年も桜の開花が早いといいます。近くの公園や街路樹の桜のつぼみも日々大きくなっています。桜は豊作の予兆と見なされてきましたが、昨今は異常気象のバロメーターのようになってきました。静心なく散る桜は何年たっても人の心を惑わせます。

荒天の震災記念日

東日本大震災から8年目の記念日は暴風雨が吹き荒れる朝になっています。もう8年たったのかと思う反面、まだ当時の記憶が鮮明に残っている生々しさもあります。 地震発生時は職場にいました。教員である私は生徒の安否確認に終われ、自宅やより震源地に近い実…

会議の俯瞰

最近読んだ本の中にファシリテーターの重要性が書かれていました。会議をメタ認知することの必要性が述べられていたのです。読んでいて気付いたことにこの件については国語の授業との親和性がかなり高いということがあります。 会議をうまく運営するためには…

やる気を演出する

最近の教育実践の中からつくづく思うのは、生徒に内発的学習意欲を発動させることこそ教員の最大の課題だということです。そのための方策こそ検討する価値があります。 定期試験で高得点を取り、結果として成績もよいのに学習それ自体にはあまり興味がない。…

募集広告

某ハンバーガーショップに久しぶりに行ってみました。かつては店員のほとんどが高校生か大学生のアルバイトでしたが、最近は年輩の方が勤めていることが多く今回も子どもが高校生くらいの女性でした。 商品とともに出てくるトレイの上に敷かれたマット代わり…

霞か雲かそれとも

ソウルの大気汚染が深刻であるとの報道があります。PM2.5の飛散量がかなり高くなっているようなのです。中国から越境してくるものにおそらく都市の環境とが複合してそのような数値が観測されているのでしょう。 日本も例外ではありません。環境汚染防止策は…

言葉にすれば

何か分からないことに出会ったとき、どう説明してよいのか途方に暮れたときに、私たちは不安になります。それが言葉に表せないということは、不気味な物体を突きつけられているのと同じくらい不快な感じを伴う事態です。 自分の置かれている状況をとにかく言…

花粉症

今年は花粉の飛散する量が多いらしく周囲にもその害に悩む人が多数います。私もその一人であり、まずはマスクによる物理的防衛を試みています。市販の対策薬も有効ですが、喉が渇く副作用は話をする仕事のものにとっては問題があります。花の季節にせきくし…

雨続き

一昨年の午後から雨が降り続いています。乾燥していた関東地方には恵みの雨なのでしょう。まだ寒さがあるのがこの時期の特徴です。 梅の花が咲き始めています。電車の窓からも庭木の梅が所々で咲いています。満開に見えるものもあります。 今年も桜の開花が…

ひな祭り

本来は旧暦で行っていた上巳の宴はもっと春らしい天候で行われていたはずです。今日はここ数日と比べて寒さが戻り、凍える朝になっています。 雛飾りを置く家も減っているようです。子どもの頃、女の子の家に招かれてお菓子を食べたことを懐かしく思い出しま…

漢字テストの改良

日本語にとって漢字テストは大事です。抽象概念を漢字に依存している日本語にとって漢字を学習することは思考の深度を高めることに直結するからです。漢字には一字ずつに意味があり、さらに熟語になると別の意味になることもあります。それらを知ることで表…