はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

飛んで陽に入る

近年にはない明るい彗星になるのではないかと期待されていたアイソン彗星は、太陽に接近し過ぎて蒸発してしまったのではないかと報じられていました。飛んで陽に入る彗星の儚さをそこはかとなく感じていた私ですが、最新のニュースによれば太陽から遠ざかる…

二年目のシクラメン

毎年、買ってはその都度処分してしまっていたシクラメンが実は翌年も楽しめるものであることを知ったのは四月の頃でした。夏に近づくとシクラメンは元気がなくなり表面的には枯れているかのように見えます。いつもはそこで捨ててしまっていたのですが、それ…

人生の偶然

出生時に産院で取り違えられて別の人生を歩むことになったというドラマのような事件があったそうです。取り違えられた家庭は極貧の生活をしており、被害者はしなくてもよい苦労を背負ってきたということになります。病院の責任ははかりしれません。 どのよう…

決まってしまう政治

特定秘密保護法案が衆院を通過しました。野党側は民主制を蔑ろにしたものと強く非難していますが、国会の勢力を考えるとこうしたことはこれからも相次ぎそうです。問題なのはこの法案に関する議論が国民の間では必ずしも十分に行われていないことです。この…

寒波の前の

魚津に住んでいた頃、この季節は大概曇りか雨でしたが、よく晴れて僧ケ岳が大きく見える日がありました。実際にはそうでもないのでしょうが、やや浮き出して見える感じがするのです。恐らく、気温差とか気圧の関係なのでしょう。そういう光景が見られた翌日…

どこでもつなげること

私はいまだにスマートフォンをもっていないのですが、そのかわりにタブレットを使っています。先日、Nexus7のLTE版を導入したのですが、やはり便利が良いです。もともと使っていたSIMカードを入れるとテザリング機能を通じてモバイルルータにもなるのです…

とりあえずやってしまう作戦に対応するには

結論や効果を考えずにとりあえずやってしまおうとする人たちがいます。それはやる側としては果断な行動として時には賞賛されることすらあると思いますが、その影響を受ける側の立場では非常に厄介な状況を突然突きつけられることになります。 こういう場合に…

米の文化的な意味

勤労感謝の日の起源の一つである新嘗祭はかつて天皇の行なう行事の中でも中核に当たる重要行事であったとされています。五穀を神霊にささげるというのが儀式の本質であったといわれますが、五穀のうちでも特に重視されたのが米です。もしそうであるならば米…

夫婦は二世

NHKがアパレル産業関係の団体が調査した夫婦の意識に関する興味深い結果について報じています。それによると、生まれ変わっても同じパートナーと結ばれたいと思う人は男が約4割なのに対して、女は2割5分程度に過ぎないこと。年齢別では男が定年後にそう思う…

頭の中の地図

最近、週末に遠出することが続いています。といっても、隣の県や市に行くくらいのことなのですが、それでも知らない所に行くのは相応の刺激があり、発見することもたくさんあります。 例えば、いままで点として認識していた場所のいくつかの位置関係がつな…

小異をすてて

昨今の東アジアの国際情勢を考えると、歴史問題や領土問題といった積年の課題にあまりに拘泥し過ぎており、肝心な今とこれからのあり方に対する展望が欠けている気がするのです。小異にこだわり大切な何かを忘れてはいないかと。 内政が行き詰った時、為政…

錯覚の利用

ニュースで報じられていましたが、私たちの日常にはいくつもの錯覚があるそうです。目で感じたことと実際の状態とが違うという経験はよくあることで、思わぬ失敗につながったこともあります。報道によると、この錯覚を積極的に作り出して何らかの役に立てる…

政治の見方

塩野七生さんのエッセイを読んでいます。ローマの歴史などの著作で有名な方ですが、彼女が語る現代の政治はとてもユニークです。民主党政権下の決められない政治を衆愚政治に例えたり、その打開策を古代ローマの歴史に求めたりといった具合です。他の誰かが…

死の表現

若い人たちの書いた脚本を読んでいると、かなり高い確率で死やいじめが登場します。演劇を組み立てる上で人生の重大事としてこれらはもっともわかりやすいモチーフであり、学生ならずとも多くの台本の描くところです。 少し気になるのはその描かれ方が多分…

読解指導の方針

国語の教員としては当たり前のことなのですが、自分のために確認事項を書いておきます。 少なくとも、国語、取り分け現代文の授業はまずは本文に書かれていることを読み取ることに重点を置かなくてはなりません。厳密にいうと書かれていないことを読まない…

天災の後の人災

フィリピンでは台風の被害があまりにも甚大であったために、救援が間に合わず一部で混乱が起きているようです。略奪が発生したとの報道もあり、事態は深刻です。 天災が起きる可能性の高い我が国にとってこうした事実は他人事ではありません。他山の石とす…

フィリピンへの募金

台風30号の被害は予想をはるかに上回る惨状になっています。最大瞬間風速が90メートルを超えたのではないかとも言われており、まさに巨大な竜巻とも言えるものでした。 支援のための募金がよく利用するコンビニエンスストアで始まっています。とりあえずは…

マスクの市民権

昭和の頃と現在との違いは実はいろいろあると思います。もし過去の時代に突然戻ったとしたら、その違いの一つがマスクに対する考え方でしょう。もちろん、昔にもマスクはありましたが、それを着けるのはよほどひどい風邪か何かに感染した場合でした。だから…

寒気到来

最低気温が10度をはるかに下回ったため、ハーフコートを着て出かけています。周囲を見渡すと半数以上がコート着用、中にはマフラーや手袋を付けた方もいます。寒気が下りて来たようです。フィリピンでは猛烈な台風の被害があったようですが、地球の環境は…

散髪

昨日、散髪してきました。このところいつも同じ店に行くので名前を覚えられてしまったようです。私は自分でも無口な方だと自覚していますが、特に床屋では殆どしゃべりません。それでも理容師との相性についてなんとなくこだわりがあっていつも同じ店に行っ…

空気の交換

強い風はまるで秋の空から冬の空への模様がえをしているかのようです。複雑な雲の動きが印象的です。

冬の始まり

立冬も過ぎて急に冷えてきました。今日は夕刻より一層気温が下がり、明日は荒天になる予想が出ています。今年は夏が長く、秋は駆け足で過ぎ去りました。急激な天候の変動に体調を崩さないようにしなければなりません。

偽装

一流ホテルのレストランで発覚した食材の偽装問題は、ほとんどの百貨店でも同様の事実があることが明らかになりつつあります。まさに現代の羊頭狗肉、牛頭馬肉といった感があります。 売る側のモラルについては多く論じられていますので、私は消費者側の問題…

ガラケー再考

私はまだスマートフォンを持っていません。ただiPodをタブレットがわりに使っているので、完全な携帯電話派でもありません。いわゆるガラケーは特化しすぎた進化の袋小路の状態にある日本の携帯電話を揶揄した呼び方です。しかし、この特化は私のような生活…

盗聴

アメリカによる盗聴や不法な情報収集が同盟国間でもなされてきたことが問題になっています。その標的に日本も含まれていることが明らかになりました。インターネットが普及し始めた頃、情報漏洩に関してもっと敏感だった私でしたが、いまかなり麻痺している…

手作りカレンダー

数年前、写真が好きな人の話を聞いたとき、その人が毎年やっていることという話が魅力的でした。それは、自分がその年に撮った写真を12枚選んで写真大のスケッチブックの見開きの片方に貼り、もう一方のページに来年の月別の暦を手書きで書いてカレンダーを…

優勝セール

イーグルスの優勝は被災地の東北の方々にとって、精神的な幸福感をもたらしたと思います。ただそれをより実質的な経済効果という形で地域に還元してこそ継続的な支援が望めるのです。 楽天は史上初の世界規模の優勝セールができる企業ですが、東北の人々へ…

文化

明治節が文化の日になったのはどのようないきさつがあったのかは分かりませんが、文化という言葉ほど定義しにくいものはないのかもしれません。数年前、どんな文化的なことをしているのかとの世論調査にカラオケと答えた人が多かったという調査結果が出たと…

嫉妬の効用

古典文学を教える際に嫉妬する女性の話が出てくると必ず話すことがあります。なぜかくまで酷い嫉妬とそれにともなう仕打ちをするのかということです。古事記の中にすでに激しい嫉妬をする磐之媛のような存在がいるのは、女性にとって取り分け権力者の周辺の…

朝の光に

通勤途中に駆け抜ける鶴見川の川原の風景は一瞬の心のやすらぎを与えてくれます。今朝は陽光に揺れるすすきの穂が特別な雰囲気を醸し出していました。かつて住んでいた田園の町の追憶が幾層にも重なり浮かんできました。