はてなの毎日

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偽装

 一流ホテルのレストランで発覚した食材の偽装問題は、ほとんどの百貨店でも同様の事実があることが明らかになりつつあります。まさに現代の羊頭狗肉、牛頭馬肉といった感があります。

 売る側のモラルについては多く論じられていますので、私は消費者側の問題点を考えてみます。食材の表記について、私たちは実は無関心であったのではないでしょうか。なんとなく高級感のある字句に惹かれて漠然と品定めする習慣がついていたと思います。一方で、食材による味の差を区別できる人はごく少数で、実は海老の種類などどうでもよかったのです。

 シェフはその技と味をウエイトレスはそのサービスで高級感を演出するべきであり、客も評価の中心がどこにあるべきなのかを考えるべきです。