はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

いつか見た風景

 子どもの頃、これはどこかでやったことがあると考えたことがよくありました。確かに初めて経験したことのはずなのに、以前どこかですでに経験済みではないかと漠然と考えたのです。
 こんな風にも考えました。実は自分の人生はすでに随分先に進んでいて、どういうきっかけか分からないけれども過去の世界に飛躍してる。その過去の回想場面に自分が生きているのだと。本当は何がどうなるのかをすべて知っているくせに、何も知らないかのように振舞っているのではないかとか、記憶を消されて過去の世界に送り込まれたとか。
 いわゆる既視感とでも言うべきものを少年時代の私はしばしば感じていましたが、いまはそんな妄想を持つことはほとんどなくなりました。
 でも、時々思います。この風景はどこかで見たことがある。あるいは今、自分は何かの役を演じている役者に過ぎないのでないか。自分の本心は実はどこか別のところにあるのではないかと。

広告を非表示にする