はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

出会い、経験

 先日、ある方から高校時代には出会いと経験の蓄積が大事だというお話を伺いました。自分の世界観を広げ、可能性を意識することが、自己の肯定感や向上心に繋がるという訳です。

 教員という仕事がこの点に寄与できるとしたらなにか。とりわけ平素の授業の中でできることはなにか。いま、この問題を考えています。

 こういった話題になると社会人を呼ぼうだとかどこかに連れていこうといった話になりがちですが、そして確かにそれには効果がありますが、私が考えるのは普段の授業中に私という一人の平凡な教員ができることです。となると、多くの知識、情報に生徒が触れる機会を増やし、それを主体的に考える機会を意識的に創出すること以外に方法はなさそうです。そんなことは当たり前なのですが、意外にできないことです。教える内容量に拘り過ぎれば、そんな余裕はなくなってしまいます。

 教えることの原点にたちかえって考え直してみます。